コペルニクス的転回

ソーシャルゲーム等のサブカルチャーを心理学的アプローチで考察しているブログです。その他コラム等も。

A3!イベントストーリー解放のすゝめ②~第三回公演編~

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前回魔法のしおりの入手方法について触れていませんでしたが現在の主な入手ルートは旬スカウトレター及び通常のスカウトレターとの交換になります。(メニューの交換所から交換ができます) 旬スカウトレター及び通常スカウトレターはダイヤを使ったガチャを引くと何枚かもらえますので地道ではありますがそれで交換していくカタチが良いでしょう。最近行われていませんがエチュードイベントにて「かめポン」というポイントで引けるくじの中にも魔法のしおりが入っているので、またエチュードイベントが開催された際にもおそらく入手可能かと思われます。去年はコインで11枚まで買うことができる期間が1ヶ月くらいあったんですけどね。あれもまた開催して欲しいものです。

てなわけで立ち話は今回はほどほどに早速第三回公演のご紹介に参りましょう!前回の第二回公演編のおさらいはコチラ↓

 

第三回公演

春組・第三回公演『ぜんまい仕掛けのココロ』 重要度:★★★★☆

主演:皆木綴 準主演:シトロン

正直に申し上げますとめちゃくちゃオススメです!そもそもぜんまいも比較的重要度の高いイベストです。掘り起こしが行われたのは主演の綴の過去についてですが、主演の綴を支えた準主演のシトロンがどのような考え方をしているのか、8幕で明かされたの彼の生い立ちや環境を考えながら見ると非常に心に響くものがあります。これは個人的な意見ではありますが、イベストそのものにトワイライトのような儚く美しい雰囲気があり公演の退廃的な雰囲気と妙にマッチしています。ストーリーの完成度もさながら、こうした全体的な切ない雰囲気もとても素晴らしいイベストなのです!余談ですが、ガイの初登場はこのイベストです。

心理学的なストーリーの見どころはなんと言ってもINFJ型の綴のパーソナリティがこれでもか!ってぐらい顕著に現れているところでしょう。まさに綴本人の中での利他主義と利己主義の闘争をメインに描いております。INFJらしすぎる(笑)脚本を書きたい!という利己的な夢のために家族のお世話を辞めて家を出てきたは良いものの、結局カンパニーでも「利他的であるべき」と考えてしまう綴です。春組のため、見てくれてるお客さんのために脚本があるべきなのでは?という、劇作家としての在るべき姿について悩んでしまいます。これがINFJの姿だと私は思います。パーソナリティの特徴なのです。社会の中で自分はどうあるべきか?また社会がどうあるべきか?自分には何ができるのか?そいうったテーマに挑戦し闘っていく姿こそが、綴らしさなんです。ストーリー内の回想シーンでもその綴らしさがよく表れていると思います。深い考えが出来る綴だからこそMANKAIカンパニーの脚本は素晴らしいのだと私は思いますよ。そして綴を取り巻く様々な人間関係の姿…自分らしいカタチでサポートをするシトロンや至、真澄の姿やかつての友人である水野との儚くも美しい友情もとても見どころです!ラストシーンは涙涙ですよ!(あくまでも筆者は)とにかくストーリーの完成度が非常に高く、オススメ度高しです!!こちらもいずれ解説など出来たら良いです。

夏組・第三回公演『抜錨!スカイ海賊団』 重要度:★★★★☆

直接7幕の伏線になるような掘り下げではないので重要度を★4つにしましたが正直★5つつけたいくらいの重要度ではあります(笑)緊急性はないのですが…おそらく9幕からのお話に深く関わってくるであろう内容がこの話には登場します。主には三角の家庭事情ですね。実弟の斑鳩円という人物も登場しますよ。イベスト自体は夏組らしいフレッシュで爽やかな内容なのですが、ところどころ登場する三角の告白が切ないですね。生まれてきたすべての子どもが平等に家族に愛される世の中が一刻も早く訪れて欲しいものです。

心理学的な見どころは、ぜんまいに引き続きINFP型三角の精神性の高い内的世界が垣間見えるところです。三角が大事に集めていた世界中の「サンカクのもの」そのサンカクに三角は概念的な深い意味を見出しています。▲しあわせのさんかく▲である三角・お芝居・仲間。これは以前ツイートもしましたが、仏教の教えにある「三宝」(仏・法・僧)の考えと酷似しています。仏教というのは現代の量子力学の始祖のような宗教でもあり科学的側面も強い宗教ですが、この科学と宗教という両極端の目的はどちらも「世の中の真理を追求する」ということで、同じなのです。三角は変わり者ですが、なんかそういう次元に居るから変わっているのですきっと。ひとりぼっちでも生きてこれた強さって何なんだろう?私はこれからも彼のことを応援しつつ、精神性に迫っていきたいです。(急になんだよ!) はい、ストーリーのラストで夏組が花火をするシーンがあるのですが、そのシーンの神秘性はA3!屈指だと思います。夏組の雰囲気ってわりとヒマワリ!メラメラ太陽!お日様Say!(おひさま!!)という夏真っ盛りのギラギラな雰囲気がありますが、同時に線香花火・星空などの夏の夜の神秘な雰囲気も同時に持ち合わせていると思います。宝探しの元気いっぱいなシーンからのこの神秘性はこのイベストの見どころのひとつだと思います!

秋組・第三回公演『任侠伝・流れ者 銀二』 重要度:★★★☆☆

主演:古市左京 準主演:兵頭十座

左京に関する過去の掘り下げは行われていますが、今すぐに解放せねば!というほどの重要度ではないかなぁという印象です。7幕に深く関わる銀泉会の話は出てこないですが、知っていると7幕はより楽しめるかもしれません。ただこれを読まないと7幕がワケワカラン感じか?と言われたらそうでもない。泉田莇の初登場シーンがあると思いきや、ちょろっと話に出てくるだけだったりね(笑)とは言えストーリーは面白いです。これまで左京と他のメンバーは年齢も離れていて少し距離がある感じでしたが、そんな左京と若いメンバーたちが理解し合っていく――というお話です。

やはり古市左京、オトナの男であるからか焦点を当てられているのはESTJ型の超イドである内向的感情(Fi)の存在です。奇しくも準主演である十座(ISFP)はFiを主機能としていますので「母親の愛情」のような目に見えない絆を感じる力に長けています。これが劣等機能であると、愛情や絆を感じる能力に関しては少し苦労するところも多いのです。家族や仲間からの愛って当たり前に理解できるものと感じるかもしれませんが、Fiを劣等機能に持つESTJやENTJにとって理性的な判断を下し仕事をすることをどうしても優先してしまうので自他の感情に気付くことを忘れてしまいがちです。だから左京にとって十座のような「愛を理解する男」の存在はとても重要というわけ。左京は十座と対話をすることによって、自身に向けられた愛情の正しいカタチを知ります。左京がお得意とするリーダーシップのようなものも、人の愛や気持ちの存在を知っているのといないのでは精度に雲泥の差があります。また、秋組メンバーからの自分への愛も気付けないでいた左京ですがささやかな交流と共に絆を深めて公演に挑んでいきます。見どころとしては左京の内向的感情Fiの気付きは勿論ですが、銀泉会のくだりで「Fiが劣等だからこそ義理を重んじている」という左京の美点も垣間見えます。お世話になった人には借りがあるという考え方ですね。義理と人情って対局にある言葉ですが、私は人情(情けをかける人間)があるから義理(情けに対する恩)が生まれるものだと思っています。人情がFiだとしたら義理はTeです。面白いですよね~。てなわけで結構893みが強いお話ですが、心理学的に見ても非常に興味深いイベストです!

冬組・第三回公演『真夜中の住人』 重要度:★★★★★

主演:雪白東 準主演:高遠丞

真夜中の住人に関しては当ブログでも見解を文字にしておりますのでお暇ならご覧ください。

この記事と番外編が二つございます(笑)まぁそれくらい筆者お気に入りのストーリーというわけです(笑)あっ、重要度の話をしなければ!重要度、高いです。5幕と8幕のために是非読んでください。8幕序盤にある東と丞のとあるシーンはこのイベストを見なければ正直ちんぷんかんぷんです(笑)8幕、映画かよ!ってくらいスケールのデカいお話ですがまぁこんな経緯があって冬組がまとまって行ったんだよ~ってのを感じてもらえればと思います。あと前回書き忘れてしまいましたが、卯木千景は劇団に入る前は御影密くんのストーカーをしていたので(笑)冬組の第二~三回公演にはどちらも出演しております。彼とっても不器用なもので、非常に愛おしいです。

はい、このイベストの心理学的見どころはなんといってもソシオニクスに於ける双対関係がわかりやすく見られるところです。おそらく当ブログがきっかけでA3!を始めたという方にとっては強く興味を感じるものであるかと思います(笑)とは言え東と丞の第三回公演時点での関係性ってほんの序章に過ぎないんですけどね。双対関係はもっと深いぞ~。まぁ8幕での関係性はこの時点のものよりはだいぶ発展していたので、とても良い人間関係を築けているのだと思います。まるで正反対の二人、この二人が演じた公演のキャッチコピーは「似たもの同士なんだよ。きっと二人の正体」です。ENFPの東とISTJの丞って一見真逆で仲良く慣れなさそ~なオーラが漂います。そんな二人が芝居、そして人生という哲学に対し真摯に向き合っていく姿は確かに一見真逆だけど突き詰めていけば似た者同士なんだな、ということが分かります。「ボクたちは変われたのか」という東の質問に対し、丞はかなり心に引っかかるものがあり真剣に考えていました。これって一見なんとでもないように見えますが、「そんなことどーでもいいじゃん」と思う人だって多いし「変わらなくてもいいんじゃないか?」と思う人だって居ます。二人はそもそも変わっていかなければ、良くなっていかなければいけないと思っていたわけです。だからこそ「公演を成功させたい」という気持ちで、東も一人の部屋に逃げ込み、丞は東が演じやすくなるためにお芝居を工夫しようと努力していました。じゅうぶん似た者同士というわけですね。…おっと、長くなりそうなのでこの辺はいつか書くであろう双対関係の記事で書くとしましょう。また二人のやりとりだけでなく、冬組が東の提案を機に絆を深めていく様子も見どころのひとつです!「運命共同体」という言葉を使用していますが、これは「相手のすべてを受け入れる」というシンプルなもので、主ミスからの流れを汲んでいます。決して依存的でなく、何があっても味方で居る。それって自立をしていてそれぞれの道を歩むオトナたちだからこその関係性ですよね。優しさとはまた違ってきますが、ふわっと人を受け入れる紬リーダー率いる冬組らしい距離感だな~と思います。とにかくストーリー完成度、論理性も高いイベストで当ブログ的に大変おすすめとなっております(笑)

 

 

真夜中の住人が長い気がしますが私がいちばん好きなのはぜんまいです(笑)そう、ぜんまいは良いぞ!では次回はシーズンイベント、エチュードイベント編をお送りします。数が多いうえ公演イベントほどの重要度ではないので簡潔な内容になるかとは思いますがお楽しみに~!